2021/02/12 11:37



▼ いよいよ脱皮の時。

ジェラート以外に以前より拡販に努めていた「ジャム」を扱っていただいているお店が増えてきたことと、ボクが元々抱いていた「お店」のイメージを実現させるために・・


手狭になってきたことと、ボクがやりたかったお店のイメージ(=広々としたアメリカの田舎の一軒家のような庭に緑が溢れるお店)を解決・実現させるために物件探しから始めました。


なかなかイメージ通りの物件がなかったのですが、GELATO;PICCOLOTTOから歩いて1分ほどのところにミカンの木が何本も植わった古びた家屋が、駐車場の奥にひっそりと建っていました。灯台下暗しとはこのことで、5年ほど近くで営業していたのに全く気づきませんでした。


▼ 2018年冬から工事を始めました

電気工事・配管工事やトイレ・床工事などはプロにお任せしましたが、内装・外装・家具などは自分で。その前に、工事に入る前の解体工事をしなければなりません。以前住んでいた方は高齢で施設に入っておられ、中はほぼ生活していたままの状態でトイレ・風呂・畳・土台等々すべてを解体・撤去しなければなりません。これがかなり重労働で、何度か「やっぱり止めようかな?」と思案することも。


「それでも去年生まれた我が子のためにも頑張ろう!」と自ら発奮、なんとか夏頃にはオープンに漕ぎつけました。


▼ コンセプトは「アーリーアメリカン・中西部・田舎の一軒家」

ボク自身、初期アメリカの文化・歴史に興味があり、いつか自分の手で自分のイメージに沿った店を作りたいと考えていました。前の店GELATO;PICCOLOTTOはウチの嫁さんが好きな「ナチュラルな白ベースの可愛らしいお店」をイメージして作りましたが、今回は自分の好みのお店づくりを目指しました。


アメリカの中西部は建国間もない頃にテリトリーになった地域で、第二次移民が盛んになっていたころ。独立13州は主にイギリス本国からの移民が多かったのに比べ、ヨーロッパ各地(イタリア・ドイツ・フランスなど)に渡っておりアングロサクソンからラテン系まで様々な文化が持ち込まれました。それにアメリカの粗野な文化が織り交ざったとてもカオスな文化になっています。


ただ後代のように完全にアメリカナイズされておらず、どこか雑多なヨーロッパの雰囲気を残したまま、時間が止まってしまったような「田舎の一軒家」を半ば想像でイメージしました。


ですから、家具や調度類もバラバラの物を集めました。イギリスやフランス、オランダなどのアンティークを買い揃えて・・


▼ 新しい店名「Piccolotto & GREEN HOUSE Café」

もう一つの主役が店名にもある「GREEN」店の北側に手頃な庭があり、そこにははっさくやスダチ、柿などの柑橘系の木が植わっています。なるべくその木々は残しつつ、洋風なガーデニングを施しました。まだ実は完成していないのですが、そこは「セルフリノベ」ということで、ご勘弁ください(笑)


・・・続きは次回に。



  • Home
  • About
  • Blog